アーバンライフの愉しみ

北国札幌の暮らしの様子をお伝えしています。

宮内悠介著「ラウリ・クースクを探して」

 

2023年第170回直木賞候補作。
小説トリッパー」2023年夏季号掲載、236頁。

 

ソ連時代のバルト三国の内、エストニアに生まれた主人公は、黎明(れいめい)期
のコンピューター・プログラミングで稀有の才能を発揮するとともに、魂の友~ロシ
ア人のイヴァンと出会う。

 

そして、主人公らを取り巻く社会は、東西冷戦の終結バルト三国の独立という激動
の時代を迎える。

 

面白い。
久しぶりにむさぼるように読んだ。
少々、PCを齧った方ならどなたも、この物語に引きこまれるに違いない。ご一読をお
勧めします。(お勧め度:★★★)


選者評~宮部みゆき
「一番に推しました。私は毎度、宮内作品を評する自分の語彙の乏しさに地団駄を踏
みたくなります。”見るからに労作”というページ数を費やさずに、軽やかに優しく読む者の世界を広げ得る宮内さんの筆力にはいつも感嘆するばかりです。」